玄関ドアリフォームの専門店 玄関.jp お客様満足度98%以上

LIXILの玄関「リシェント」の点検・調整方法|専門店が図解で解説

LIXIL(リクシル)のリフォーム玄関ドア「リシェント」を長くお使いになると、丁番のねじがゆるんだり、ドアクローザの閉じ速度がずれてきたりすることがあります。多くはご自身で調整可能な範囲ですので、本記事では玄関.jpのもとに寄せられるお問い合わせが多いポイントを中心に、LIXIL公式の点検・調整手順を分かりやすくまとめました。

お手入れのついでに月1回程度、各部の点検を行っていただくと、突然のトラブルを未然に防ぐことができます。

はじめに:点検・調整をおすすめする理由

  • 玄関ドアを長期間ご使用になりますと、ねじのゆるみが発生することがあります。玄関ドアのねじがはずれたり、ゆるんでいないか時々点検してください。
  • 玄関ドア・網戸の取りはずしや調整を行う前に、説明書を読んで正しい操作を行ってください。取りはずしや取付け・調整などを行う際は、周囲に人がいないことを確認し、安全に十分注意して行ってください。
  • サッシやドアの錠は絶対に分解しないでください。故障して施解錠できなくなるおそれがあります。
  • 玄関ドアの取り外し・調整の後は、ドアの近くに小さなお子さまが飲み込んでしまうような部品が落ちていないかご確認ください。

安全上のご注意

点検・調整を行う前に、下記の安全上のご注意を必ずご確認ください。特にお子さまと一緒に暮らしているご家庭では、日常の開閉時の安全にもご配慮ください。

  • 玄関ドアの開閉時には、丁番側のすき間に絶対に手を置かないでください。指を挟んで大ケガをするおそれがあります。特にお子さまにはご注意ください。
  • 玄関ドアの開閉にあたっては、必ず把手(ハンドル)を持って操作してください。把手から手を離したり、ドアの先端に手を置くと、突風などでドアが急に閉まったとき、ドアと枠の間で指を挟み、思わぬケガをするおそれがあります。
  • 小さなお子さまが出入りする時は、保護者が付き添って開閉するようにしてください。風の強いときはドアを閉めて、必ず錠をかけてください。風によりドアが急に開閉することがあり、ドアの破損やケガにつながるおそれがあります。
  • ドア開閉時に、扉の下部に足があたらないようにしてください。足を挟んでケガをするおそれがあります。特にお子さまやサンダル履きでの開閉のときには、ご注意ください。
  • 外出時や就寝時、また強風時には必ずドアを閉め、主錠だけでなくクレセントロックや補助錠も必ず施錠してください。
  • 開閉時や操作時に異常(がたつき・異音・重い・固いなど)を感じた場合は、ご使用を中止して、玄関.jpもしくはLIXILまでご連絡ください。

玄関ドアの各部の名称

調整箇所を正しくご理解いただくため、まずはリシェントの各部の名称と役割をご紹介します。

リシェント 玄関ドア各部の名称図

ドアガード/ガードロック

訪問者確認用の金具です。ドアガードは錠ではなく、訪問者を確認するための補助器具としてお使いください。

セキュリティサムターン

万一ガラスを割られて外から手を入れられても、つまみがないため鍵が開けられないシステムです(シリンダー錠または下シリンダー錠の室内側)。※商品によっては、装備されていない場合もあります。

ドアクローザ

ドアをゆっくり閉じる働きをします。閉じ速度が速すぎたり、途中で止まってしまうと感じたら、このドアクローザの調整で解消することが多くあります。

把手(ハンドル)

把手にはいろいろなタイプがあり、それぞれ操作方法が異なります。LIXILのリシェントには、プッシュプル錠・レバーハンドル・グリップハンドルなど複数の形状があります。

ストライク(ラッチ受部・デッドボルト受部)

ドアを閉める際や、施錠した際に出る金属の棒(ラッチ・デッドボルト)を受ける金具です。「ドアが閉まりにくい」「鍵が回りにくい」ときは、ストライクの位置調整で改善することが多くあります。

フランス落とし

子扉を固定する金具です。玄関ドアシリーズにより、下部のみロック付きとロックなしのタイプがあります。

シリンダー錠・下シリンダー錠(ツーロック)

ひとつのキーで、外からシリンダー錠・下シリンダー錠の両方を開け閉めできます。外出・就寝時は施錠してください。風の強いときはドアを閉めて、必ず錠をかけてください。

丁番

ドア本体や子扉を枠に吊込む金具です。玄関ドアシリーズにより、ピボットヒンジと丁番タイプがあります。

エントリーシステム(電気錠)

各部名称や使い方は、各システムの取扱い説明書をご確認ください。電気錠は分解・自己修理が困難ですので、不具合時は玄関.jpまでご相談ください。

ドアクローザの調整

ドアクローザは、ドアの閉じ方をコントロールする最も重要な調整箇所です。閉じ速度・ラッチングアクション・ストップ角度・バックチェックの4つを調整できます。

リシェント ドアクローザ全景

各種取付けねじは、必ず締付けてください。締付けがゆるいと落下・故障の原因になります。ご使用中にいろいろな不具合が発生することがあります。そのままにしておきますとドアクローザが破損し、人身事故などの原因になるおそれがあります。お手入れのときなどを利用して点検してください。

1. 閉じ速度の調整

  1. 閉じ速度は、第1速度区間および第2速度区間、それぞれ個別の調整ねじで行います。
  2. 速度調整ねじを左右いずれかに回転させます。適正速度は、ドアの閉じ始めから閉じ終わりまで5〜8秒程度です。
閉じ速度の調整ねじ位置
閉じ速度 第1速度区間・第2速度区間の調整図

【調整時の注意】

  • 閉じ速度は、早くしすぎないでください。指などを挟むおそれがあります。
  • 調整ねじは、遅くなる方から早くなる方へ調整してください。
  • 調整ねじは、左へ1回転以上回転させないでください。油もれを起こすおそれがあります。

2. ラッチングアクションの調整

ラッチングアクションは、ドアが閉鎖位置直前(約3°)まできた時点でドアを素早く閉める機能です。風が強くドアが閉まりきらない場合などに使用します。

ラッチングアクション調整ねじを反時計方向に回転すると、素早くドアが閉まります。

※ラッチングアクション調整ねじは、左へ2回転以上回転させないでください。

3. ストップ角度の設定

ドアを開いた位置で止めておく機能です。商品によってツマミタイプ・レバータイプ・ねじタイプがあり、操作方法が異なります。

【ツマミタイプ・レバータイプの場合】

  1. ドアをストップさせたい角度まで開いてください。
  2. 開いた位置でのリンクの↑部を押し上げてください。リンクが押しあがらない場合は、ドアを前後にゆすりながら押し上げてください。
  3. ツマミを必ず右へ90°回してください。ツマミが回らない場合は、ドアを前後にゆすりながらやり直してください。または、レバーを倒してください。

【お願い】ツマミは必ず右へ90°回すようにしてください。右へ90°回さないとストップ装置の故障の原因になります。レバーは完全に倒してください。

ストップ角度設定 ツマミタイプ
〔ツマミタイプ〕
ストップ角度設定 レバータイプ
〔レバータイプ〕

【ねじタイプの場合】

  1. ドアをストップさせたい角度まで開いてください。
  2. フックを引き抜いてください。
  3. 開いた位置でストップねじをドライバーで締めこんでください。その際、識別マーク(黄色い部分)が見えなくなるまで締め込んでください。完全に締まりきらない場合はドアを前後にゆすりながら締め込んでください。

※識別マーク(黄色)が見える場合は、ストップねじの締め付けが不十分です。

ストップ角度設定 ねじタイプ
〔ねじタイプ〕

【ストップ角度の再設定】

設定済みのストップ角度を変更したいときは、以下の手順で解除してから再設定します。

  1. ドアを開きストップ状態にしてください。
  2. 【ツマミタイプの場合】ツマミを必ず左へ90°回してください。
    【レバータイプの場合】レバーを起こしてください。
    【ねじタイプの場合】ストップねじが回らなくなるまでねじをゆるめてください。
  3. リンクの↓部をいっぱいに引き降ろすとストップ状態が解除され、設定前の状態に戻ります。リンクが引き降ろしにくい場合はドアを開く方向に押しながらリンクを引き降ろしてください。
  4. 再度、上記の設定手順にしたがってストップ角度の設定を行ってください。
ストップ角度再設定 ツマミタイプ
〔ツマミタイプ〕
ストップ角度再設定 レバータイプ
〔レバータイプ〕
ストップ角度再設定 ねじタイプ
〔ねじタイプ〕
ストップ角度設定 補足図

4. バックチェック強さの調整方法

※バックチェック機構付の商品をお使いになっているお施主さまのみ対象となります。

強風等でドアが急激に開くのを緩和するため、バックチェック機構がついています。開扉時、約80°からバックチェック機能がはたらき、ドアを開くのが重くなります。バックチェックの強さは調整弁にて調整してください。

バックチェック調整ねじの位置

【お願い】バックチェック調整ねじは左右に1回転以上回転させないでください。

  • 強くなる方向に1回転以上回してバックチェックを繰り返し使用すると、ドア本体・枠に力が加わり、製品に変形がおきる場合があります。
  • 弱くなる方向に1回転以上回すと、油モレを起こし、正常に機能しなくなるおそれがあります。

5. ねじ緩み箇所の点検

各部のねじが緩んできた場合には、ドライバーおよび付属品のスパナで締め直してください。長期ご使用の場合、月1回程度の点検をおすすめします。

ねじ緩み点検箇所の図

ストライク(ラッチ受部・デッドボルト受部)の調整

「ドアを閉めてもラッチがかからない」「閉めても本体がガタつく」というときは、ストライク(ラッチを受ける金具)の位置調整で改善できます。

ドアのラッチがかからない場合は、ストライクの取付けねじを緩め、ストライクの位置を調整してください。調整後は確実にねじを締めてください。

【お願い】ストライク取付けねじを全部外さないでください。トロヨケが脱落し、取付けられなくなります。※商品によって装備されているものが異なります。

調整の方向

  • A方向:ラッチがかからない場合
  • B方向:ドア本体がガタツク場合
ストライク調整 例1(図-1)
例)1

調整の手順

  1. ストライク取付けねじをゆるめ、ストライクA(表板)を動かして調整してください。
  2. ストライクAで調整しきれない場合は、ストライクA・B(表板+裏板)ごと動かして調整してください。
ストライク調整 例2(図-2)
例)2
ストライク調整 詳細図

ツボの調整(親子・両開きドアの場合)

親子ドア・両開きドアの場合、子扉を固定する「ツボ」の調整で子扉の位置を微調整できます。

ツボのなかに砂・ほこり等がたまった場合は、清掃してください。調整機構付ツボの場合、子扉を室外側に調整できます。

調整の手順

  1. 子扉を開けます。
  2. ツボ内部の調整ねじをゆるめ、位置を調整してください。室外側に3.5mmまで子扉が動きます。
ツボ調整図(親子・両開きドア)
  • ※上枠・下枠共に調整できます。
  • ※調整後は確実にねじを締めてください。
  • ※商品によって装備されているものが異なります。

こんなときは玄関.jpにご相談ください

ご自身で調整いただける範囲は、ねじの締め直しやドアクローザの微調整までです。以下のような症状が出ている場合は、無理をせず玄関.jpまでご相談ください。

  • 調整しても閉じ速度が正しく変わらない、途中で止まってしまう
  • ドアクローザから油が漏れている(内部の劣化のサインです)
  • 閉めるときに「バタン」と大きな音がする、または閉まりきらない
  • 電気錠(エントリーシステム)の反応が悪い、電池交換をしても改善しない
  • 開閉時に「ギシギシ」「キーキー」等の異音が出ている
  • ドア本体や枠が変形している、隙間風が入る

玄関.jpは玄関ドア交換の専門店として、リシェントを含むLIXIL製品のご相談を承っています。玄関ドア本体の交換に至らない不具合でも、まずはお気軽にお問い合わせください。

リシェントの施工事例はこちらからご覧いただけます。玄関ドア本体の交換をお考えの方は、サイズ入力で工事込み価格が分かるお見積もりもご用意しています。

玄関ドアのお見積もりはこちら

サイズを入力するだけで、工事費込みの価格をその場でご確認いただけます。

取り扱い玄関ドアメーカー